「神奈川の専門家100人」に選ばれました。

この度、読売新聞グループ運営の専門家紹介サイトで当方が紹介されることとなりました。
「マイベストプロ神奈川」 http://mbp-kanagawa.com/minehira/

マンション管理士ってなかなか知名度が高まらないのですが、分譲マンションの管理運営には結構必要な存在なのです。
縁あった管理組合様のサポートを、誠実に地道にやってきたことがつながった感じで、正直嬉しく思っています。
と同時に有頂天にならず、今まで通り目の前の仕事に全力投球し続けることをモットーに、これからも地道に精進してまいります。

週刊『東洋経済』の取材を受けました。

私が携わっている管理組合で起こるさまざまな問題を東洋経済新報社さんが記事として取り上げてくれました。

以前から言っていますが、お客様(居住者:管理組合)の立場に立って仕事をしない、会社の利益第一で動こうとする管理会社が残念ながら多く、結果としてトラブルが絶えません。

例えば契約では管理員を派遣となっているにも関わらず、実際は清掃員を派遣していた(現場に派遣された方が会社からは清掃の仕事と言われて来ていた…)という契約不履行といっても過言でない問題、現場はまだ錆びているところがほとんど無いにも関わらず足場をかけての建物全面鉄部塗装工事を強引に実施しようとした管理会社など、管理組合の無知・無関心を良いことに利益を追求しようとするこれらの行為は決して許されるものではありません。

我々のところに相談にこられる管理組合様は良いとして、現場で何が起こっているのかすら分かっていない、無関心な管理組合がまだまだ多いのはとても残念なことです。

もっと我々が啓蒙活動に頑張らないとと改めて感じました。

峰平マンション管理士事務所 http://www.office-minehira.com/


管理会社任せにしていませんか?

昨日相談のあったマンションでのこと…
築6年、今までマンション管理に意識を持った方が理事長としてずっと運営されてこられましたが、この9月総会で役員交代になり、たまたま総会に出席した方の中から新理事長が選任されました。役員の経験は全く無く、右も左もわからない方だったようですが、スタートして間もない今月上旬にこの理事長名でいきなり鉄部塗装工事実施の臨時総会を招集するとのこと。かつ修繕積立金値上げ案も上程するそうです。何も判っていない理事長が就任早々、それも今まで何の審議もなかった話をいきなり出してくる…
どうも理事長自身の主導でなく管理会社が扇動しているみたいです。
(鉄部塗装工事の見積書も管理会社の見積書のみというところからも臭ってきます)

管理会社は一番身近にいる存在ですが、同時に修繕積立金などのお財布状況や役員の意識の薄さなど全てチェックされています。
今回の鉄部塗装工事が臨時総会を開催するほど緊急性を要しているかどうか真意はわかりませんが、自身の商売優先で強引に役員を丸め込んで工事を進めるような、お客様(住民)のことを第一に考えない管理会社がいることは事実なんです。
だからこそ正しい認識を持ち、管理会社任せにはしない意識を持つことが大事なのです。

峰平マンション管理士事務所 http://www.office-minehira.com/

感動しました。。

「がんばれば幸せになれるよ」   山崎敏子 著
去年の24時間テレビでドラマ化されたもので久しぶりに本を読んで感動を覚えました。

主人公の直也くんは4度の小児がん再発で9歳で亡くなるのですが、お父さんやお母さんにあきらめの気持ちがよぎるなか一人強い気持ちを持ち続けガンに立ち向かっていきます。

「絶対に生き抜くんだ!」
ガン細胞を手術で取っても取ってもまた再発してくるなか、きつい抗がん剤治療にも弱音ひとつも吐かず立ち向かっていくのです。

しまいには親の疲れている顔を見ては「休んだ方が良いよ」と声をかけ、家にいる弟のことを思い母に「僕は大丈夫だから弟の面倒を見てあげて」ときっぱり言います。
苦しくてどうしようもない状態でありながら周りの人のことを気遣う直也くん。

母が「どうしてそんなにがんばれるの?」と聞くと「強い気持ちがあるから」「ナオは力は弱いけど心は強い。体が強くても心が弱いのはダメだ。ナオ、体はこんなだけど病気には勝っているからね」と言い切ります。

なんという生命力…
よく“病は気から”と言いますが、局面に立たされた時に心がどちらを向いているかでその人の運命が決まってしまうのだなと思いました。

以前ここでガンを患った理事長さんの話を書きましたが全く直也くんと同じ心の状態なんだろうなぁ、自分もこんな強い気持ちを持てる人間になりたいとつくづく思ったのと同時に明日からまた何事にも全力で手を抜かずに前進しようと心に誓いました。

マンション管理組合交流会に出席しました。

昨日横浜市瀬谷区マンション管理組合交流会に相談員として出席してきました。

横浜市は分譲マンションの管理のサポートに力を入れておられる自治体で毎月1回横浜市の全ての区でこの催しが開催されています。

瀬谷区は他の区と比較して分譲マンションの数が一番少なく60棟(=60管理組合)程度しかなく、今まで開催しても2、3管理組合の出席しかなかったのですが、昨日はなんと7管理組合も出席があり、非常に活発に交流され意見交換されました。

我々マンション管理士はボランティアで相談員をしているのですが、口コミの影響か会を重ねるごとに出席される数が増えてきているのでこちらも熱が入ってきます。

まだまだ管理会社任せにしてしまっているマンションが多い現状ではありますが、「自分のマンションは自分で守る」という意識を持ってもらえるようにこれからもサポートしていきたいと考えています。

瀬谷区マンション管理組合サポート事業<
→ http://mankan-hirayama.com/sc-seya/sc01.html

管理会社変更(リプレース)について・・・

私のところに相談に来る管理組合役員さんで管理会社を変更したいとの思いで来られる方が最近多いのです。

担当者に依頼したことが全然履行されないとか経験の浅い、社歴の短い担当者で全く頼りにならない、挙句の果てには理事会や総会にも出席しない管理会社もあるそうで・・・

毎月管理委託料を管理会社に払っているので、しっかり仕事をしてほしいとの思いは当然でしょう。それに応えない(ように見える)管理会社がどれだけ多いことか・・・

しかしながら管理会社を擁護するつもりはありませんが、管理会社を変えたからといって必ずしも劇的に変わってうまくいくとは限らないのです。大手だから大丈夫・・・いえいえこの業界はそれが当てはまりません。
この業界に長年携わってきて思うのは、“管理会社でなく担当者次第でいかようにも事が上手く進められる”ということです。

規模の小さい管理会社は担当者でないと現場のことがまるっきりわからない、全て担当者任せにしているところが多いです。(大手は上司が担当者のカバーをするような体制をとっているところもあります。)

熱意を持った担当者に当たると何事もうまく進むのですが、後ろ向きの担当者に当たると上記のような結果となってしまいます。

ですからいきなり管理会社を変えるのではなく、まずは今の担当者への不満を管理会社(上司や社長)に投げかけてみてもっと経験の豊富な担当者に変更してもらうように仕向けていくのが宜しいのではとアドバイスしています。(どこの管理会社にもいわゆるエース級の担当者がいます。)
それでも管理会社側がなかなか対処しようとしないのなら、次に管理会社変更を検討するということになります。

一番大事なのは“管理組合が主体性を持って動くこと”なのです。
とは言っても皆さん自分の仕事がありますのでなかなか時間が取れないでしょうから、我々マンション管理士に頼んで“管理会社をうまく使う”方向へ導いていくのです。

マンション耐震化シンポジウムに出席してきました。

本日都庁にて都の主催のマンション耐震化シンポジウムに参加してきました。
横浜のとあるマンションの耐震改修工事の事例紹介があり、なかなか参考になりました。
ほとんどのマンションで長期修繕計画を策定していると思いますが、その計画の中にはまず耐震診断や耐震改修工事は含まれていません。
昭和56年6月以前のいわゆる旧耐震基準で建てられ、建物の1階が駐車場などで壁が無い柱のみのマンションなどは明らかに強度が弱いので、そういうマンションの長期修繕計画には耐震改修工事費用を含めるべきだと参加された先生はおっしゃっていました。
でも本日の事例のマンション(170戸弱・8階建て・2棟)で耐震改修工事費が4億だそうで…
工事を行いたくても工事費用が…
なかなか難しい問題です。